定期船いろいろ
日時を決めて定期的に運航している船

中・長距離フェリー

RORO船

有人トラック、無人トラック、シャーシの輸送に最適。
スピードは最も早く20〜30ノット(時速36〜55km)。
運賃は届出運賃で、大口割引制度がある。

シャーシの輸送に最適。コンテナやバラ荷の直積みも
可能。スピードは18〜22ノット(時速32〜40km)。
自由運賃でフェリーよりは割安。
旅客は12人までしか乗船できない。

コンテナ専用船

貨客船

コンテナを専門に積む。船倉にセルガイド(コンテナの固定
ワク)がついており、コンテナだけしか積めない。運賃は自
由でフェリー・RORO船よりも割安。スピードは12〜18ノット
(時速14〜32km)。

乗客と貨物を運ぶ船。フェリーと違うのは貨物はクレーン
による積み降ろしが必要で、トラックやシャーシの乗船は
できない。

ローローコンテナ船

貨物コンテナ船

RORO船とコンテナ船の合いの子。ロールオンロールオフ
荷役、クレーン荷役のいずれもOKでシャーシとコンテナの
輸送に最適。スピードはRORO船並み。運賃は自由。

コンテナを主力に運んでいる一般貨物船。コンテナ専用船
と異なるのはセルガイドを設備せず、汎用性をもたせてい
る点。船速は10〜16ノット(時速18〜29km)。
運賃は割安。

一般貨物船

自動車専用船

多様な似姿に対応できる。船艙がフラットで深いので
長尺物、重量物、カサものなどの輸送に適している。
荷役はクレーンによるリフトオンリフトオフ。荷役時間が
かかり、船速も遅い(8〜12ノット=時速15〜22km)が、
運賃は最も安い。

自動車(商品車)を運ぶ船で自動車だけしか運べない
PCCと一般貨物の積み合わせもできるCGCの二種類
がある。荷役はロールオンロールオフ方式でシャーシ
やキャタピラ、フォークリフトなどの輸送に最適。運賃は
自由。



不定期船いろいろ
1船単位での貸切りで不定期に運航する船

一般貨物船

鋼材、紙などの固体貨物を運ぶ船。499総d(1,600重量
d)と199総d(700重量d)が汎用タイプ。

油槽船ともいう。原油や石油製品(ガソリン・灯油・軽油
・ジェット燃料・重油)を運ぶ船。ガソリン・灯油・軽油・
ジェット燃料を運ぶ船を白油船。重油を運ぶ船を黒油船
と呼ぶ。

石油化学製品(ベンゼン、トルエン、キシレンなど)を
運ぶ船。

石油製品と石油化学製品以外の特殊な液体物質(液化
石油ガス、アスファルト、硫酸、苛性ソーダなど)を運ぶ船。

海底の砂利を吸入ポンプで吸い上げて船艙に貯め、港や
海上の工事現場まで運ぶ船。砂は主にセメントに混ぜる
骨材や海底の地盤改良材に使われる。

陸上の土を積んで埋立て地まで運び、船底を開いて土を
海中に投棄する船。


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